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親戚との付き合いをお墓の問題で経験する

わたしの先祖のお墓は住んでいる場所から車で3時間はかかるところにあります。
15年前に両親が地元を離れ、わたしのところに引っ越して来てからは、唯一地元に残っているのが兄でした。
わたしも両親もお彼岸かお盆時期しかお墓には行かなくなりましたが、兄が管理していてくれていたので安心していました。
しかし兄が仕事の都合上で転勤を余儀なくされてしまったので、お墓について親戚でも話しあいになりました。
わたしの父が長男なので責任を持つのですが、遠くに住んでいる叔父と仲が悪いので話し合いもしない始末で、叔父さんはどちらかというと歩み寄りたいのですが、父が頑固なものでケンカをしてから一切無視をしているという状態でした。
叔父さんも話し合いたいのに困るので、母を含めてわたしと兄が仲介でいろいろと話を聞いていたのです。
そうすると叔父さんは「お墓を自分の住んでいる所に移したい」と言ってきました。
どうしてかと言えば、祖母が叔父さん方にいて老人施設にはいるものの墓参りに連れてきているのが、叔父さん夫婦だったので長距離の運転で祖母を連れてくるのも大変だし何よりも誰も住んでいないところに置いておけないという理由でした。
そう言われれば、たしかに話はわかるしそうだと思うのですが、わたしの母からは叔父さんはそう言うけれどもお嫁さんが反対をしているとのことを聞きました。
移すなら移すで費用などもかかり、一から建てていきたいという叔父の考えですが、孫も生まれてお金がかかるようになるからお寺さんにある物でいいじゃないということなのです。
母は叔父さんの気持ちもわかるが、お嫁さんだって余計な費用は避けたいと思うのはそうだろうと。
出来れば両親はわたしの住んでいる所にと思っていたようですが、費用を考えると確かに安易には出来ないし、タは両親が住んでいたころに新しくしたばかりだったので勿体ないということでした。
そしてお世話になっているお寺さんにも言いづらいということも、大人になって初めてわかりました。
それと母が言うには新しくした時も費用は父が持っていたので、実際にどれだけ負担をしていたのかは叔父さん夫婦は知らないからとも言っていました。
わたしと兄も自分達がそういう立場になって初めて親せき付き合いというものの大切さを知り、叔父夫婦は私たち兄弟を可愛がってくれているので、話しやすいのもありましたが放っておくと色々トラブルにもなりかねないなという気持ちでした。
そうしたらある日、叔父から電話が来て、お墓を移すという話は無しにするということを言ってきました。
叔父の子供は二人とも女の子で嫁いでいるし、実際に今後は管理をしていき面倒を見るようになるのが、わたしの兄なので考え直したようでした。
笑って「色々心配かけて悪かったな」と言ってくれたのですが、きっとかなり思い悩んでいたのではないかと思います。
わたしの父ももう少し歩み寄って話をしていてくれると助かるのですが、父の良い部分として口うるさいことは言わないというのがあります。
決まったことに口を出すこともしないですし、知らなかったから怒るということもありませんので、そこは昔から言っていた「金は出すけど口は出さん」という気質があるからなのです。

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